職人の世界は未経験OK⁈不器用OK⁈「孫七瓦工業株式会社」/奈良県斑鳩町

 

ムービー

 

どんな会社?

孫七瓦(まごひちかわら)工業株式会社は、瓦屋根の工事を手がける会社です。創業はなんと1694年!法隆寺をはじめ、色々なお寺が建ち並ぶ奈良県斑鳩(いかるが)町で、300年以上も続く会社なんです。

どんな仕事?

屋根瓦の役割は、建物を雨や風、そして暑さや寒さから守ることです。

屋根瓦の寿命は長く、一度工事を行うと約60年は持つといわれます。やがて傷んでくると、雨漏りが生じることもあるため、新たに葺(ふ)き替えます。人が住むおうち、お寺、神社まで、孫七瓦は屋根を守るスペシャリストなんです。

先輩社員にインタビュー!

川崎敬太 大阪市出身。高校卒業後、歴史が好きで帝塚山大学へ。取材当時は、2020年4月に入社してわずか3ヶ月。「屋根に登る」など体力をつかう仕事もあるので、休日はのんびり家で過ごしています。

「どうやって仕事を選んだら良いんだろう?迷った時期があったんです」と話す川崎さん。高校生も大学生も迷う時期を、どのように乗り越えたのでしょうか?

転機は人との出会いでした。

川崎さん

「瓦」について研究する清水昭博先生の話を聞くうち、知らない世界が広がっていきました。それが面白かったんです。瓦について調べるうちに孫七瓦を知り、就職をしました。

川崎さん

ジモトとシゴト

学校の勉強とシゴトで違いはありますか?
学校で勉強していただけではわからない、シゴトだから気づけることがあります。孫七瓦は、300年の歴史がある分、色々な瓦を手がけてきたんですよ!年代によっても瓦の特徴があります。

川崎さん

ぼくが好きな瓦は、この「鬼瓦」です。

川崎さん

ジモトとシゴト

今はどんな仕事をしていますか?
まず最初に、瓦を新しくしたいお客さんの話を聞きます。次に、お客さんの希望を実現するための設計図を描いていきます。

川崎さん

ジモトとシゴト

どうやってシゴトを覚えますか?

本も読みますけど、現場で先輩に教わることばかりです。たとえば瓦には「平瓦、丸瓦、棟(むね)瓦」と色々な種類があります。最初は先輩のシゴトを見て、言葉で説明を受け、覚えていきます。あ、同じ質問を繰り返さないように、ノートを持ち歩くようにしています。

川崎さん

教えて!社長!

入社1年目の川崎さんに取材を任せてくれた清水良洋社長。

斑鳩町神南(じんなん)地区は、古くから瓦づくりが行われてきました。現在では、天理市や淡路島産の瓦を仕入れるようになりましたが、かつては、村のあちこちで土を練り、瓦を焼いていたんですよ

清水社長

300年以上も孫七瓦が続くヒケツはどこにあるのでしょうか⁈

ヒケツその1!時代に合わせて変化する“伝統”

300年以上続く理由は、時代に合わせて変化してきたからです。

学生たちが瓦職人を目指したくなるため、人材育成に取り組んできました。1964年には株式会社として法人化を行いました。そして現在では、働く社員のほとんどが未経験からのスタートです。一から育てていきますし、「かわらぶき1級技能士」などの資格取得もサポートすることで、活躍できる環境をつくっています。

ヒケツその2!最先端の技術も取り入れます

今までは、職人が屋根に登り行ってきた屋根の点検作業。現在はドローンを活用しています。

こちらが、ドローンで撮影した画像です。事故の危険性も減りますし、お客さんと一緒に点検ができるようになったんですね。

ヒケツその3!まじめ・やる気

入社前は「できなくて当たり前」です。「今の自分には何ができるのか」なんて考えず、まじめに目の前の仕事に取り組んでいきましょう。そうすれば、おのずと成長していきますよ。もちろん、やる気がある人には、どんどん任せていけたらと思います。

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